安徽省六安市の村では最近、数千本のポプラの木に粘着テープが巻きつけられている。住民はみんな夜になると手に懐中電灯を持ち、「セミの幼虫」を捕りにいく。ツルツルした大きな粘着テープをポプラの木の地面から1メートルのところに貼る。夜になると「セミの幼虫」が土から這い出てきて本能的に木を登っていくが、粘着テープのところでツルツルと滑りそれ以上登ることができない。このようにセミの幼虫が木の周りに集中する。中国青年網が伝えた。
セミの幼虫はご馳走とされているが値段は安くない。この真黒なセミの幼虫は村民にとっては土から出てきた金塊だ。
賑やかな屋台では、きれいに洗ったセミの幼虫を油で揚げ調味料で味を付け、ご馳走として食卓に並べられる。自然の中で育ったセミの幼虫は独特な風味があるだけでなく、豊富なたんぱく質を含んでおり、健康的な作用もあわせ持つため、市場のニーズはここ数年で高まってきており、値段も急騰している。セミの幼虫を新鮮に保つために、町はずれの道路には多くの露天商が点在し、買い付け次第すばやく地方の商売人に手渡している。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年7月7日