今年は西蔵(チベット)自治区成立50周年にあたる。政府はこのほど、祝賀行事の開催準備はすでに万端整ったと発表した。6日、ラサの巷には、色とりどりの旗が翻り、赤い提灯が高く掲げられ、国旗が大きくはためいていた。「国を治めるにはまず辺境を治め、辺境を治めるにはまずチベットを安定させる」などの標語が印刷された横断幕があちこちに掲げられ、街のどこかしこも、普段よりはるかに清潔できちんと整えられている。中国新聞網が伝えた。
ポタラ宮広場の装飾は一新され、トゥルナン寺(大昭寺)も念入りな飾り付けが施され、「西蔵自治区成立50周年を熱烈に祝賀する」という標語と赤い提灯が寺院の壁に掛けられ、広場には美しい花が咲き乱れている。
チベットの9月は収獲期に入っており、一部のハダカムギの刈り取りは終わっている。農閑期に入った農民や牧畜民が拝謁のためにラサを訪れている。林周県からわざわざ妻や子供を連れて駆け付けた洛扎さんは、「祝賀期間」の様子を一目見ようと、祝祭日期間中に立ち寄って幸福を祈っていた。「祝祭日が訪れると、私たちは『転経(特定の路線に沿って歩き、祈る)』する習慣がある。祝賀期間は転経する人がさらに増えるだろう」と洛扎さん。
数年前退職した一旦さんは、常日頃から国家の大事に関心を抱いている。一旦さんは、「少し前に開催された共産党中央第6回チベット活動座談会において、政府はチベットに新たな計画を打ち立てた。祝賀期間後、我々の生活はさらに良くなると期待したい」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年9月7日