習近平国家主席は28日、デンマークのラスムセン首相とニューヨークで会談した。
習主席は「双方は政治的相互信頼の水準を高め、引き続き互いの核心的利益と重大な懸念を尊重し、国連など国際組織における調整を強化し、気候変動、北極探査など国際問題における協力を強化する必要がある。第三国との協力の実行についてデンマーク側と積極的に検討したい。双方は互恵協力を拡充し、持続可能な開発の分野での技術・人材交流を拡大する必要がある。中国側は『1ベルト、1ロード』事業にデンマークが積極的に参加し、地域のコネクティビティと経済発展を促進することを歓迎する。デンマーク側との協力を強化し、共通だが差異ある責任の原則、公平の原則、各自の能力の原則に従い、国連気候変動パリ会議での包括的で均衡ある力強い新たな合意の達成を後押ししたい」と強調した。
ラスムセン首相は「デンマーク政府は中国との友好協力関係のたゆまぬ深化に尽力しており、両国のハイレベル交流を緊密化し、政治協力水準を高め、科学技術・観光分野の協力を強化し、双方の人的往来を促進することを望んでいる」と表明。気候変動や持続可能な開発の分野で中国側の発揮している重要な役割と積極的な貢献を称賛したうえで、多国間分野で両国の意思疎通と協力を強化する意向を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月29日