舒淇（ス・チー）主演の「聶隱娘」（黒衣の刺客）と少し前の范氷氷（ファン・ビンビン）の「楊貴妃」、「武媚娘」で話題になった、衣装デザイナーの楚艶が今年の中国国際ファッションウィークにおいて自身の最新作でもって唐時代の女性の美しさを再現してみせた。

今回の中国国際ファッションウィークにおいて、気鋭のデザイナーの代表として、楚艶は如何にしてうまく現代の服装を利用し唐時代のファッショントレンドをリードするかを自ら示した。貿易が発達し、外交が盛んな唐時代、ファッションの流行は広い包容力を持っていた。「軽い、薄い、柔らかい」シルクや布は常に使用されていた素材だ。色でも赤、深紅、青、黄、白などタブーは殆どない。今回の発表会の衣装は抽象的に描かれた敦煌の壁画や宝相花（中国伝統の吉祥紋様）が組み入れられ、どの衣装も唐時代の雰囲気が色濃く表れていた。

「人民網日本語版」2015年10月30日