1992年生まれの高琴梅さんは、山東科技大学の市場マーケティング学科を卒業している。外見が良く、会話力も高く、身長173センチでスタイルも良いため、山東省のある不動産会社に楽々と就職を決めた。仕事内容も大学で学んだことを生かすことができ、短期間で人生初報酬を手に入れた。そして、2016年初めに、チャレンジが好きな彼女は山西省太原市の不動産会社に移り、マーケティング業務を務めるようになったほか、同社の「マンション評論家計画」に参加し、「マンション評論家」になった。山西新聞網が報じた。
「マンション評論家の仕事はわりと気楽。時間も自由で、休みたいときに休み、仕事したいときに仕事をする。月給は噂されているような10万元(約150万円)もないけど、一仕事ごとに報酬がもらえる。プロジェクトが1つ終わるごとに、会社は状況に応じて、5000元(約7万5千円)以上の報酬をくれる。基本給とマーケティングの報酬を合わせると、月給は軽く2万元(約30万円)は超える」と高さん。「マンションに住んでみた時の体験報告は、日記のように記録する。傍観者の立場から、モデルルーム、団地の環境や管理会社のサービス、生活・娯楽の付属施設、隣人関係などマンションでの生活のいろんな分野を体験する」。
しかし、評価するために住んでいるマンションのいろんな分野を観察するためには、多くの時間と精力が必要で、多くの人が想像しているほど簡単なことではない。「マンション評論家」が「史上最も楽な仕事」と言われていることについて、高さんは、「実際にはそこまで楽ではない。『マンション評論家』を使って社会の注目を集めようとしている企業もたくさんあるが、私の会社の目的は良心的で、精密なマーケティングのためだ。そのため、収集した画像や記録などの情報は、編集して冊子にまとめ、会社のマーケティングスタッフに配布し、参考にしてもらう。また、体験したことを伝える研修なども行う。研修ではマンション管理の責任者や営業員などに、改善点などを直接伝え、詳細な部分まで改善できるようにする」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月19日
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