日本では自転車に乗る時にも、子供ならヘルメットをかぶらなければならず、夜はライトを点灯させなければならないなど、たくさんのルールを守らなければならない。東京の警察官がこのほど、渋谷区立加計塚小学校で、子供たちに自転車に乗る時のルールを教えたほか、運動場で実演や練習を行った。新華網が報じた。
同校の低中学年の生徒約30人が今回の「自転車交通安全教室」に参加。まず、二人乗りをしてはいけないことや、傘を差しながら自転車に乗ってはいけないなど、自転車に乗る時の安全に関する交通安全教育用映像を鑑賞した。同映像では、自転車の交通安全規則に違反するとどんな結果になるかにも触れており、生徒たちは自転車に乗る時には自分だけでなく他の人の安全にも注意しなければならないことを学んだ。
日本では、自転車も車両の一種と見なされ、「自転車通行可」の道路標識または「普通自転車通行指定部分」の道路標示がある歩道を通行する時を除いて、基本的に車道を通らなければならない。ただし、運転者が13歳未満の児童、幼児、もしくは70歳以上の高齢者、または身体に障害を負っている場合は、それらの歩道でも通行することができるが、その際も歩行者を優先しなければならない。
同映像を鑑賞した後、生徒たちは運動場に出て、設置された模擬道路で運転の練習を行い、実際に道路で運転している時に遭遇するさまざまな状況を体験した。例えば、自転車は「普通自転車通行指定部分」などの道路標示がある歩道を通行できるが、それがない場合には自転車を押して通行しなければならない、信号が青の場合でも、曲がって来る車がないかをよく確認して道を渡る、信号のない交差点を渡る時は、周りをよく見ながら、安全を確認したうえで速度を下げて渡るなどのことを練習を通して学んだ。
このような映像の鑑賞や自転車運転の練習などを通して、子供たちは自転車の安全に関する基本的な知識を学ぶことができた。講習終了後、子供たちは「交通安全」と書かれた自転車の「免許証」を受け取り、達成感を味わった。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年10月21日
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