このほど発掘されたバイ貝は世界の絶滅危惧種「Cipangopaludina chinensis Gray」で、雲南省の高原地帯の湖沼に特有の種だ。興義貝丘遺跡(貝塚)は、雲南省通海県興義村に位置する。村の小中学校周辺の土壌には多くのバイ貝の殻があり、現地の人々にとってこれは特に珍しいものでもない。国家文物局の認可を経て、関連部門は昨年9月より1年に渡り、興義遺跡の考古発掘作業を実施した。9メートル以上の深さのある2つの穴から、作業員が大量の陶器を発見した。バイ貝の殻は55の小さな地層に堆積しており、自然の湖沼による沈積ではなく、古代人が食用後に捨てたものだった。このように蓄積したバイ貝の殻は、考古学で「貝丘遺跡」と呼ばれる。同遺跡は今から約4000年前のものとみられる。中国新聞網が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月25日
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