ハロウィンにあたる10月31日夜、1枚の医師の写真が、湖南省の中南大学湖雅第二病院医療スタッフの「モーメンツ(微信のソーシャル機能)」で話題となった。翌11月1日、「湖南医聊」さんが、紅網微社区において、この写真をめぐる状況を説明した。これによると、10月31日夜、中南大学湖雅第二病院耳鼻咽喉科の尹丹輝医師は、10時間ぶっ通しで手術に臨み、その後、手術室の踏み台の上で眠ってしまったという。そのとき通りかかった同僚がその様子を撮影し、モーメンツに「これからもう1つ手術を控えている。彼の邪魔をしないでください。少し休ませてあげましょう」というコメントとともに写真をアップした。その後直ちに、多くの人がこの記事を転送した。紅網が伝えた。
同病院の広報担当者は、この記事について、「その日、尹丹輝医師と同僚医師は、計6つの手術を行った。写真は、その日の最後の手術の前に撮影されたものだ。最後の手術は夜10時すぎにようやく終了した。患者が麻酔から眼を覚ましたのを確認した後、尹丹輝医師は麻酔医とともに患者さんを病室に戻し、やっと夕食を取った」と話した。
尹丹輝医師は、「患者さんが回復して元気になることだけが、我々医師全ての最大の望みだ。私の力などほんの小さなものだということはわかっている。湖雅第二病院の手術室では、毎日このようなことが繰り返されている。これは、我々若手医師が当然やるべきことであり、我々よりはるかに精神的にタフなベテランの諸先輩を、もっと見習わなければならない」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年11月4日
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