中国有人宇宙事業弁公室が発表した情報によると、「長征2号乙」ロケットと無人補給船「天舟1号」の複合体を搭載する移動発射台が17日7時30分、総組立・試験場から運び出された。約2時間半の安定的な移動を経て、垂直方向のまま発射エリアに運ばれた。人民網が伝えた。
天舟1号と長征2号乙などの宇宙飛行船は2月中旬に発射場に入ると、飛行任務・試験発射のプロセスに従い、4月17日に総組立・試験などの技術エリアにおける各種作業を完了した。
今後は発射エリアで天舟1号、長征2号乙の機能検査と総合試験を行う。最終的な状態を確認した後、ロケットに推進剤を注入する。計画では20−24日の間に打ち上げを予定している。
天舟1号は中国が独自に開発した初の補給船で、宇宙実験室「天宮2号」とドッキングを完了した後、軌道上の推進剤補給を実施することで、関連する重要技術を把握する。天舟1号はさらに非ニュートン引力実験などの10以上の実験装置を搭載しており、軌道上で宇宙科学・技術実験(試験)を行う。垂直移動の順調な完了は、天舟1号の飛行任務が正式に発射の段階に入ったことを意味する。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年4月18日
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