握手する李総領事(右)と榎本本部長(撮影:姜俏梅) |
中国の李天然駐大阪総領事は10日、京都府舞鶴市にある日本海上保安庁第八管区海上保安本部を訪れ、漁船「魯栄遠漁378」号転覆事故での日本側の人道的救助活動を評価するとともに、犠牲者の遺族に代わって感謝の意を表した。新華社が伝えた。
李総領事は「救助活動全体が中日の互いの努力と積極的な協力によって大変順調に行われた。犠牲者の遺体はすでに中国に運ばれた」と説明。遺族及び在大阪中国総領事館を代表して、日本側の積極的な救助活動を賞賛し、感謝の意を表した。また、第八管区海上保安本部と交流を強化し、緊急時のコミュニケーションや協力を強化したい考えを示した。
第八管区海上保安本部の榎本猶一本部長は、これに賛同。領事館との連携を総務部長に指示した。
中国漁船「魯栄遠漁378」号は5日未明、島根県隠岐諸島の北400キロの公海上で中国・香港のタンカーと衝突し、転覆した。日本側は中国側の要請を受け、第八管区海上保安本部が巡視船3隻を現場海域に派遣。犠牲者12人の遺体を発見し、付近の中国籍漁船に引き渡した。在大阪中国総領事館は情報を得ると直ちに緊急対応チームを第八管区海上保安本部に派遣して状況を把握し、救助に参加した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年10月12日
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