米サンフランシスコの社会団体「慰安婦正義連合」(CWJC)は22日、第2次大戦時に日本軍への性的サービスを余儀なくされた各国の「慰安婦」を記念し、セント・メリーズ公園で「慰安婦」像の除幕を行った。米主要都市での「慰安婦」記念物設置は初だ。新華社が伝えた。
自らの体験を初めて公表した韓国の「慰安婦」金学順氏をモデルとする像と、中国・韓国・フィリピンの3人の「慰安婦」少女が手を繋ぐ像で、いずれも等身大。
除幕式で、CWJCの郭麗蓮会長は「慰安婦」像には重大な意義があるとして「日本は像の撤去を望むが、われわれはさらに多く建造すると望む。日本にはA級戦犯を祀る靖国神社があり、日本の政治家は毎年A級戦犯のために祭祀、礼拝している。だがわれわれが記念するのは『慰安婦』被害者だ」と述べた。
除幕式には韓国から来た『慰安婦』生存者・李容洙氏(89)と現地の人々300人余りが参加した。多くの人々は挨拶で、「慰安婦」像設置への支持を表明し、平和と正義を呼びかけた。
中国の羅林泉在サンフランシスコ総領事も除幕式に出席。「『慰安婦』強制連行は第2次大戦時に日本軍国主義者が中韓など多くの被害国の人々に対して犯した深刻な反人道的犯罪だ」「サンフランシスコの『慰安婦』像は米国や世界各地に広く存在するホロコースト記念館、記念碑と同様、歴史を忘れないよう人々に注意を促し、侵略戦争の残酷さを世界の人々に十分に認識させることが目的だ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月25日
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