中国高校生長期招へい事業「心連心」(心と心をつなぐ)のホストファミリー訪中団壮行会が1日夜、在日本中国大使館文化処で開催され、日本各地から来た9組のホストファミリーの16人、同事業に参加した経験があり、現在東京に住んでいる中国人留学生8人が参加した。人民網が報じた。
在日本中国大使館の胡志平公使参事官は日本語で挨拶し、「国と国との関係は、国民同士の 親善友好いかんにかかっている。皆さんは、両国の国民が相互理解を深める点で、大きな貢献をされた。中日両国は一衣帯水の隣国で、長い交流の歴史がある。両国が良い関係を保つことは私たちの共通の願い。今年はちょうど中日国交正常化45周年で、来年は中日平和友好条約締結40周年。皆さんは良い時期に中国を訪問される。当大使館と国際交流基金は、両国の文化交流、人材育成のために長期にわたって提携しており、たゆみのない努力を払ってきた。皆さんの理解と支持があるため、私たちの事業も必ず成功すると信じている」と語った。
国際交流基金日中交流センター事務局の堀俊雄局長は挨拶の中で、「高校生招へい事業は今回で12期目。学生らは日本各地で充実した、楽しい高校生活を送った。第12期では、学生390人が参加し、大きな事故やけがもなく、とても順調だった。それら全ては、中国教育部(省)、中国大使館、中国の各関係者、各ホストファミリーの大きな支持があった結果」と語った。
同事業に参加したことがある張楚■(■は王へんに君)さんは取材に対して、「以前、済南外国語学校に通っていて、中学1年生の時から日本語を勉強していた。高校2年生の時に、日本の鹿児島でホームステイしながら高校に通うようになり、一年の学習期間を経て帰国し、高校を卒業してまた日本に留学し、今は東京大学に通っている。普段もホストファミリーとよく連絡をとっており、慣れないと感じることは何もない」と話した。
鹿児島県から来た松木場章博さんは取材に対して、「我が家は8年前から現在に至るまで、ずっと学生を受け入れている。私は他の国の人に対してあれこれ偏見をもっておらず、ホームステイしている学生にも自分の子供のように接し、すべきことをしている。ホームステイしている学生と、生活習慣や文化の面で異なると感じることはない」と話した。
ホストファミリー訪中団が企画されたのは今回が初めて。19人が中国の北京や天津を4日間訪問する予定だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月2日
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