歓迎レセプションの会場
福岡県日中友好協会会長の松本龍氏(元環境相)が率いる九州日中友好交流訪中団が5月29日、北京に到着した。同日夜、中日友好協会が開催した歓迎レセプションには、同協会の唐家璇会長が出席、式辞を述べた。人民網が伝えた。
唐氏は式辞の中で、1年ぶりに訪中団を引き連れて来訪した松本氏を歓迎したほか、九州の日中友好団体が、両国の民間友好を推進するために積極的に努力し、重要な貢献を果たしていることを賞賛した。
唐氏はまた、「中日両国の首脳は昨年11月以来、2回にわたり会談を行い、両国関係の改善に向け原動力を注入した。習近平主席は1週間前、北京で行われた中日友好交流大会で重要談話を発表し、両国のメディアや国民から高い注目を集め、積極的な反応が寄せられた。習主席は談話の中で、『中日関係発展を重視するという中国の基本方針は終始変わらず、今後も変わることはない。日本と共に、中日間の4つの政治文書に基づき、両国の善隣友好協力を推進していきたい』と強調した」と述べたほか、「過去の経験を忘れず、将来の戒めとする、という言葉がある。今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたり、中国は各国のやり方を参考に、盛大な記念活動を執り行う。その目的は、歴史を心に刻み、烈士を偲び、平和を大切にし、未来を切り開くことだ。双方は両国関係の政治的基礎をしっかりと守り、安全保障に関する相互信頼関係を育成・増強し、各分野における交流と協力を大々的に推進していくべきだ」と指摘した。