立春(今年は2月4日)がすでに過ぎたものの、中国最北に位置する黒竜江省漠河県の気温は依然としてマイナス40度となっている。そんな極寒の中、空中に水をまいて「一瞬で凍りつく」現象が同県の住民や観光客たちに人気の撮影スタイルになっている。同県では7日、地元の住民や観光客1000人以上を集め、史上最も見応えある「水が一瞬で凍りつく」現象を披露し、寒く雪深い同県の独特な魅力をアピールすると共に、今冬の美しい思い出を記録した。人民網が伝えた。
この現象は雲が形成されるのと同じ原理で、水分が飽和状態になり、水が結晶に変わる。気温が低く、水温が高いほどこの効果はしっかりと現れる。空中にまかれた湯はシャリシャリという音を立てて凍るが、ぬるい水や冷たい水ではこのような効果は生じない。
このイベントは大いに盛り上がり、魔法瓶やコップ、ひしゃくを持参した参加者たちは個性的なポーズや道具、方法でいつも目にしていたこの現象を披露し、様々な美しい光景が人々の目の前で繰り広げられた。
その後、千人が一斉に「水が一瞬で凍りつく」パフォーマンスを行った。参加者たちは準備をして、司会者の掛け声を合図に、大きな白い霧が空へと舞い上がり、参加者たちの頭上にはまるで大きな雲のような凍った水が現れ、遠くから眺めると壮観な光景となった。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年2月8日
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