四川省成都市林業局によると、四川省の黒水河自然保護区の管理保護員の張学良さんが3日、大邑県雲華村小河子溝区域をパトロールしていたところ、小河子溝の川の中央部にある河原で午後1時半ごろ、赤ちゃんパンダの遺体を発見したという。新華網が伝えた。
生後わずか半年と見られるこのパンダの死因は溺死とみられており、検査時に胃からミルクが検出されたという。このニュースにネットユーザーたちも心を痛めた。
あるパンダ保護の専門家は、「パンダはその生態環境から、水に対しても相応の対応力を備えている。山津波や土石流などの土砂災害に際しても、しっかりとした体つきの若いパンダであれば、その身についた生存本能から危険を回避できる優れた能力を発揮する。しかし、今回発見された生後半年の赤ちゃんパンダは人間でいうと2歳にも満たず、まだ哺乳期であった上、発育状態から判断すると、まだ野生で独立して生き抜く能力が備わっていなかったと考えられる」とした。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年7月6日
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