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話題の「平壌冷麺」が食べられる朝鮮の有名レストラン「玉流館」

人民網日本語版 2018年07月13日13:24
話題の「平壌冷麺」が食べられる朝鮮の有名レストラン「玉流館」
玉流館の外観(撮影・莽九晨)。

今年4月27日に朝韓首脳が板門店で南北首脳会談を行った際、朝鮮の最高指導者・金正恩氏が韓国の文在寅大統領にわざわざ自国から持参した平壌冷麺を振舞ったことから「平壌冷麺」が一時全世界で話題となった。朝鮮の指導者が海外の要人をもてなす際に振舞う冷麺作りを担うレストランの「玉流館」もこれにより一躍有名になった。人民網が伝えた。

玉流館は朝鮮の首都・平壌市大同江沿いにあり、青瓦に白い壁が特徴的な朝鮮の伝統的な建築様式を取り入れた2階建ての建物。玉流館は故・金日成主席が1958年8月に建設を指示し、1960年8月に竣工。大同江の別名「玉流」から、故・金日成主席によって玉流館と名付けられた。

玉流館が建てられた当初は本館のみの建築で、その面積は4400平方メートル。その後、玉流館を訪れる客がますます増加したため、別館2つを建て、1988年5月に竣工してその使用を開始した。現在、玉流館は本館、1号館、2号館の3館に分かれている。2010年10月、故・金正日将軍の指示により、玉流館はさらに料理館を立ち上げ、チョウザメ料理やスッポン料理といった特色ある料理を作るようになったほか、西洋料理もそのメニューに加わった。現在、玉流館の総面積は1万9200平方メートル以上で、様々なレセプションの場として広く利用されてきた。

韓国の金大中元大統領や盧武鉉元大統領が朝鮮を訪問した際はいずれもこの玉流館でレセプションが行われたという。今年4月27日に行われた南北首脳会談では、金正恩氏が文在寅大統領に玉流館の冷麺を振舞ったことから、玉流館の冷麺は「平和の冷麺」と呼ばれるようになった。

玉流館には銅盤肉面、平壤冷面、銅盤面の3種類の冷麺がある。銅盤肉面は高足の銅製の器が使用されており、1食400グラムの麺に280グラムの鶏肉や卵、梨などがトッピングされている。平壌冷麺は伝統的な冷麺の製法が用いられ、銅の器に盛りつけられている。麺の量は1食100グラムまたは200グラムで、少量の鶏肉や豚肉、牛肉、卵、梨、キュウリなどがトッピングされている。銅盤面も銅盤肉面と同様、高足の銅製の器が使用されており、麺の量は1食100グラムまたは200グラム。トッピングされている食材は平壌冷麺と同じだが、使用される器が異なるため、見た目がやや異なる。また、平壌冷麺のトッピングは全て麺の上に積み重ねるように盛りつけられているが、銅盤面の場合は、麺の上に平たく並べるように盛りつけられている。

本館の宴会ホールでは最大320人が一度に食事できるため、韓国のバスケットボールチームのメンバーと韓国芸術団が平壌を訪問した際には、この宴会ホールが使用された。本館宴会ホールを取材した時はまだ営業時間前だったため、レストランのスタッフたちが食器や冷麺を並べているところだった。営業時間になると次々に朝鮮の人々が宴会ホールの席に着き、食事を始めた。玉流館には毎日平均で6千人以上の客が訪れるということで、団体客の場合は事前に予約する必要があるということだ。(編集TK)

「人民網日本語版」2018年7月13日


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