「一帯一路(the Belt and Road)」・アセアン10ヶ国メディアが25日、「中国の涼都(避暑都市)」と称される貴州省六盤水市を訪れ、大型取材活動をスタートさせた。30数ヶ国・地域から訪れた80人以上のメディア関係者が、今後5日間、避暑都市文化と経済を探訪する旅を繰り広げ、六盤水と「一帯一路」沿線国家・アセアン加盟国との交流・協力を推し進める。人民網が報じた。
2018年は、中国の改革開放政策が始まってから40周年にあたる記念すべき年であり、「一帯一路」政策の提唱5周年でもある。六盤水は、その「避暑都市」の魅力を味わってもらうために、世界各地のメディア関係者を招待した。また、発展構想・改革革新・農村振興・観光PR・歴史文化などを主軸として、世界中に対して「中国の避暑都市」というブランドをアピール、世界各国の友人たちとの交友関係は広がる一方だ。
折しも、2018年は六盤水市の市政執行40周年にあたる。改革開放という春風に乗って発展を遂げてきた同市は、新しいものに敢えてチャレンジし、新しいものを常に取り入れ、数十年に及ぶ発展プロセスにおいて、好ましい改革経験を積み上げてきた。その中でも最も顕著な改革は、「資源を資産に変える」、「資金を出資金に変える」「農民を出資者に変える」という「三変」改革であり、中国ひいては世界規模で、重大な影響を生み出した。
六盤水市は数年前から、海外諸国との交流・協力の強化を推し進めてきた。2016年、第1回中国-アセアン国際生産能力協力妥楽フォーラム」が盤州市妥楽で開催され、「妥楽合意」という共通認識に達した。さらなる資源の整合と妥楽フォーラムの影響力の持続的拡大を目的として、貴州省は2017年、妥楽フォーラムを重大活動として、「2017年貴州大陸開放型経済モデル地区建設事業重要項目」に組み入れ、貴州省が対外開放・協力交流を深化する上で、同フォーラムが重要なプラットフォームとしての役割を果たすという認識を明確に示した。
このほか、六盤水は、「一帯一路」沿線国とアセアン加盟国との間の経済・貿易往来と人文交流を強化する方針を掲げている。同市の特産であるレッドキウイは、東南アジアや北米市場への参入を果たし、一連の果実酒は、FDA(米食品医薬品局)による認証をすでに獲得、米国市場に参入している。また、「中国の避暑都市・夏季国際マラソン」が29日、六盤水で開催され、中国の避暑都市は再び、「モーメンツ(WeChatのソーシャル機能)」で話題の的になることだろう。
「一帯一路」・アセアン10ヶ国による中国避暑都市大型取材活動の開催主旨は、六盤水と世界各国との投資・貿易・山地農業・教育・医療観光・エネルギー工業・装備製造・人工知能など各分野での協力において、情報交換・生産力インタラクティブ・顧客源の相互拡大を推進し、市場シェア・人材協力・ダブルウィン実現を目指し、より多くの観光客やビジネスマンが六盤水を訪れ、観光旅行や投資・起業を行うことにある。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月27日
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