習近平中共中央総書記（国家主席、中央軍事委員会主席）は20日午前、澳門（マカオ）祖国復帰20周年祝賀大会ならびにマカオ特別行政区第5期政府就任式に出席し、重要談話を発表した。
「1つのフレーズ」でマカオ地区の祖国復帰以来20年間の発展を評価
20年来、中央政府と祖国内陸部の強力なサポートを受け、何厚鏵元行政長官と崔世安前行政長官の指導の下で、マカオ特別行政区政府と社会各界の人々は一致団結し、マカオの歴史上最高の発展局面を切り開き、マカオ地区の特色ある「一国二制度」実践の成功という華やかな歴史の一章を書き記した。
マカオ地区の祖国復帰以来20年間の「3つの面での成果」を総括
(1)憲法とマカオ基本法を基礎とした憲制秩序が堅固に確立され、ガバナンス体系がますます整備された。
(2)経済が飛躍的な発展を遂げ、人々の生活が引き続き改善された。
(3)社会の安定と調和が維持され、多元的な文化が互いに共存している。
マカオ地区の「一国二制度」実践成功の「4つの重要な経験」を総括
(1)一貫して「一国二制度」制度に対する確固たる自信を持ち続けた。
マカオ地区の実践成功は、「一国二制度」を固く信じ、確実に実行しさえすれば、「一国二制度」の生命力と優越性が十分に体現されることを我々に告げている。
(2）一貫して「一国二制度」の正しい方向を正確に把握した。
マカオ地区の実践成功は、「一国二制度」を変形させず、もとの形が失われない状態で実践して初めて「一国二制度」事業を安定的かつ長期的に進めていけることを我々に告げている。
(3)一貫して「一国二制度」の使命と責任感を強化した。
マカオ地区の実践成功は、主役であるマカオ地区同胞が完全に時代の重任を担うことができ、特別行政区をしっかりと管理し、建設し、発展させられることを我々に告げている。
(4)一貫して「一国二制度」の社会・政治基盤を打ち固めた。
マカオ地区の実践成功は、「一国二制度」実践に適応した社会・政治基盤を絶えず強化し、発展させ、「国を愛しマカオを愛する」という旗印の下で最も広範な団結を実現することが、「一国二制度」が終始正しい軌道に沿って前進するための根本的保障であることを我々に告げている。
マカオ地区の新政府と社会各界に対する「4つの希望」
(1)時代と共に前進することを堅持し、特別行政区のガバナンスレベルをさらに向上させる。
(2)開拓と革新を堅持し、経済の持続的で健全な発展をさらに推進する。
(3)「人間本位」であることを堅持し、民生をさらに保障し、改善する。
(4)包摂と共済を堅持し、社会の調和と安定をさらに促進する。
国内外に向けた「2つの重要な態度表明」
(1)香港地区とマカオ地区の祖国復帰後、この2つの特別行政区のことを処理することは完全に中国の内政であり、いかなる外部勢力も口出しするには及ばない。中国政府と中国人民の国家主権と安全、発展利益を守る意志は非常に固く、我々はいかなる外部勢力の香港地区とマカオ地区への干渉も決して許しはしない！
(2)香港地区・マカオ地区同胞を含む中国人民には、「一国二制度」実践をより良く発展させ、「一国二制度」制度体系をより良く整備し、特別行政区のガバナンスをより良くするだけの知恵と能力があると我々は固く信じている。中華民族の偉大な復興の前進の歩みをはばむことはできない。香港地区・マカオ地区が祖国内陸部と共に発展し、共に繁栄する道は、これからますます広々としたものになっていくに違いない！（編集AK）
「人民網日本語版」2019年12月20日
