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李克強総理とメルケル首相がテレビ会談 協力強化は双方の共通利益

人民網日本語版 2020年06月12日10:28
李克強総理とメルケル首相がテレビ会談 協力強化は双方の共通利益

李克強総理は11日午後、ドイツのメルケル首相とテレビ会談を行った。李総理は中国側の感染防止・抑制の取り組みを紹介し、ドイツ側が感染防止・抑制において得た積極的な成果を称賛。ドイツ側と感染症対策の経験交流を深め、ワクチンや治療薬の開発協力を強化して、両国民により良く恩恵をもたらしたい考えを表明した。新華社が伝えた。

李総理は「感染拡大が収束した後には経済の回復と発展を実現する必要がある。中独は共に多国間主義を守り、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進するべきだ。中国は現在、さらに開放を拡大している。ドイツを含む各国企業に良いビジネス環境を提供したい。中独は双方向の開放を拡大し、すでに開通している人的往来の『高速レーン』を活用して、企業の協力と活動再開に便宜を図り、産業チェーンとサプライチェーンの安全及び安定を共同で維持する必要がある」と指摘。

「中国は一貫して欧州統合プロセスを支持し、EUの団結と繁栄の維持を歓迎している。中国とドイツ、中国とEUの開放協力の強化は便宜上の措置ではなく、互いの共通利益にかない、互恵と二国間及び多国間のウィンウィンを実現できる。今年後半にドイツはEUの輪番議長国を務める。ドイツ側が中国とEUの関係発展のために積極的な役割を発揮することを期待する。我々はEU側と上層部交流及び制度化された対話を継続し、中国EU投資協定交渉の早期妥結を目指し、各分野の協力が積極的な成果を得る後押しをしたい」と表明した。

メルケル首相は「ドイツと中国の上層部は緊密な意思疎通を保っている。中国側は感染防止・抑制のために多大な努力を払った。両国は感染症対策において良い協力を繰り広げた。ドイツ側は中国が対外開放の拡大を堅持することを歓迎しており、引き続き各分野で独中協力を促進していく。中国側がワクチンを国際公共財としたことを称賛し、両国のワクチン開発機関の協力強化を支持する」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年6月12日

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