2月4日夜、北京冬季五輪の開会式が北京で行われ、隔たりを打ち破り、互いに歩み寄り、みんなが融合して一体になるとの意味が込められた「氷の五輪マーク」が注目を集めた。この「氷の五輪」は幅が20メートルあり、本物の氷を使った彫刻ではなく、LEDスクリーンを組み合わせて作られたものだ。
「氷の五輪」は重さが3トンほどある。当初の計画では外部電源を使用して電力を供給することになっていたが、外観の魅力を損なわないようにするため、技術チームはバッテリーによる電力供給に切り替え、シンプルかつ見た目の美しさという効果を上げることに成功した。バッテリーのバックアップにも配慮がなされている。
このほか、今回の開会式では会場となった中国国家体育場(通称「鳥の巣」)の床面に、16KのLEDスクリーンをはじめとする数々のハイテクが採用された。テクノロジーとクリエイティビティが結びつき、中国は新たな工夫が凝らされた、多彩な輝きに満ちた冬季五輪開会式を世界に向けて表現した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月5日