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北京冬季五輪開会式 素晴らしき10の瞬間

人民網日本語版 2022年02月05日15:05

北京冬季五輪の開会式が4日夜に行われた。

二十四節気の映像と共に行われたカウントダウン、氷を砕いて登場する五輪マーク、聖火台への点灯。開会式のこうした一瞬一瞬が「中国人のロマンを全世界に伝えた」。

素晴らしき瞬間1:二十四節気と共に行われたカウントダウン

冬季五輪の開幕日はちょうど二十四節気の最初に来る「立春」の日に当たった。開会式のカウントダウンは二十四節気の流れと共に進み、最後の一秒で「立春」が表現された。

そこには、世界各国の友人たちが共に新しい春を迎えるという意味が込められている。

今回の開会式は、「24」にちなんだ数々のロマンが散りばめられていた。中国の節気は「24」であること、開会式当日は「2」月「4」日だったこと、今回が「24」回目の冬季五輪であること、開会式が「20」時「4」分にスタートしたこと、中国代表団は21時「24」分に登場したことなどに、注意深いネットユーザーは気づいた。

素晴らしき瞬間2:手から手へと運ばれる国旗が「人々の心を打つ」

中国国旗の五星紅旗が、子どもたちの手によってゆっくりと広げられ、それから社会各界の代表、国家に対して功績のあった人々、56民族の代表の手から手へと運ばれていった。

開会式の総監督を務めた張芸謀(チャン・イーモウ)氏は、「国民と国旗とが近い距離でふれあうことには、切り離すことのできない深い感情が満ちており、人々の心を打つことができる」と述べた。

素晴らしき瞬間3:「黄河の水 天上より来たる」

開会式の中で、1滴のアイスブルーの墨汁が空から落ち、幻想的に広がって黄河の水になり、とうとうと流れだし、まるで中国絵画を会場の地面に敷き詰めたようになった。李白の詩「黄河の水 天上より来たる」の世界が出現した。

素晴らしき瞬間4:氷を砕いて登場する五輪マーク

第24回冬季五輪を表わす24のレーザー光線が氷のような立方体を「彫刻」するかのごとく浮かび上がらせ、そこに過去23回の冬季五輪開催都市が次々に登場し、最後には「2022中国北京」の文字が現れた。

アイスホッケー選手が映像のパックを追いながら連動して動き、パックが「氷の立方体」に当たると、きらきらと光り輝く「氷の五輪マーク」が氷を砕いて立方体の中から浮かび上がった。

この「氷を砕く」演出には、隔たりを打ち破り、互いに歩み寄り、みんなが融合して一体になるとの意味が込められている。

素晴らしき瞬間5:「中国の扉」を開けて客人を迎える

開会式で選手たちが登場する際に通った雪と氷の彫刻のような「中国の扉」と「中国の窓」には、どちらも中国各地に伝わる伝統的な室内装飾の図案が取り入れられていた。

「中国の扉」には、中国国民が扉を大きく開いて、世界中の友人たちが冬季五輪に集まるのを歓迎するという意味が込められている。

そして選手たちの足下に映し出された「中国の窓」には、「窓を開けて中国を見る」という意味が込められている。

素晴らしき瞬間6:「中国紅」より美しい色はない

赤いユニフォームに身を包んだ中国代表団の選手たちが登場すると、会場のボルテージは一気に上がり、拍手の音が雷鳴のように響き渡り、ネットユーザーは「中国紅より美しい色はない」とコメントした。

素晴らしき瞬間7:「燕山の雪花 大なること席のごとし」

「雪の結晶の世界を構築する」が、今回の開会式全体を貫くテーマだった。

「雪の結晶の世界を構築する」が、今回の開会式全体を貫くテーマだった。

会場で誘導員が掲げるプラカードは雪の結晶をかたどったもので、各代表団が五輪という大きなファミリーを構成する結晶の1つ1つであるとの意味が込められている。

各代表団の結晶をオリーブの枝でつなげると、大きな雪の結晶になった。

李白の詩「燕山の雪花 大なること席のごとし」の世界が中国国家体育場(通称「鳥の巣」)に再現された。

素晴らしき瞬間8:花火で描かれた「迎客松」

北京冬季五輪が正式に開幕すると、花火が空に打ち上げられてまばゆい光を放ち、空中に「迎客松(客人を歓迎する松)」が現れた。世界中からの客人を歓迎するとの意味が込められている。

素晴らしき瞬間9:「共に未来へ」

中国の歌「世界を愛で満たそう」の歌声に包まれて、世界各地の若者数十人が肩を並べて前に進み、彼らの歩いた後には人々の姿や青いイメージの映像絵巻がゆっくりと映し出された。今回の五輪スローガンである「共に未来へ」の意味が込められている。

素晴らしき瞬間10:「一葉知秋」聖火台への点灯

注目を集めた聖火台への点灯方法は驚きと喜びをもたらした。

「聖火を点火しない」ことで「点火する」方法をとり、赤々と燃える大きな炎の代わりに「一筋のかすかな炎」をともして、グリーン五輪の理念を十分に体現した。

聖火ランナーの最終走者が大きな雪の結晶の真ん中にトーチを置くと、トーチの炎は赤々と燃え続けた。

開会式の総監督を務めた張芸謀氏は、聖火の点灯方法は「一葉落ちて天下の秋を知る」だと述べた。小さな手の中のトーチ、小さな炎の揺らめきから、五輪の精神とは全人類の燃え上がる情熱とロマンであることを人々は想起することになるだろう。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年2月5日

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