李強総理は3月30日午前に海南省博鰲(ボアオ)でボアオ・アジアフォーラム年次総会の開幕式に出席し、「人類運命共同体の理念がリードし、世界の平和と発展により多くの確実性を与える」と題した基調演説を行った。新華社が伝えた。
李総理は、「現代世界は不安定性と不確実性が常態となっている。人々はより多くの確実性の力を得て、素晴らしい未来に向けた世界の前進を後押しすることを差し迫って望んでいる。10年前、習近平国家主席は人類運命共同体という重要な理念を初めて打ち出し、その後さらにグローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブも打ち出してきた。この10年間、中国は実務的行動によって人類運命共同体の構築を後押しし、一連の重大な実践的成果を収めてきた。事実が証明するように、人類運命共同体理念はすでに時代の潮流と人類の進歩をリードする旗印となり、世界の恒久的平和と共同繁栄を後押しする確実性の力の源泉となっている」と指摘。
さらに李総理は、「人類運命共同体理念の旗印を高く掲げ、手を携えてアジア運命共同体を構築し、世界の平和と安定の錨、成長の動力源、協力の新たな高台を築き、世界の平和と発展により多くの確実性を与える必要がある」と指摘し、(1)平和で安定した発展環境を共同で守り、変動する国際情勢により多くの確実性を与える(2)より活力ある成長の中心を共同で築き、世界経済の回復により多くの確実性を与える(3)団結と協力の効果的な道を共同で拡大し、深く変革するグローバル・ガバナンスにより多くの確実性を与える(4)人的・文化的交流の深化と着実化を共同で後押しし、異なる文明の融合的共生により多くの確実性を与えるという4つの必要性を挙げた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年3月31日