山東省平原県で6日未明にM5.5の地震 24人が負傷、家屋・壁213ヶ所に被害

人民網日本語版 2023年08月07日13:21

8月6日、平原県王打卦鎮郭家堂村で崩れ落ちたレンガの壁と損傷したガス管。撮影・郭緒雷

8月6日、平原県王打卦鎮郭家堂村で崩れ落ちたレンガの壁と損傷したガス管。撮影・郭緒雷

山東省徳州市平原県で今月6日午前2時33分、マグニチュード(M)5.5の地震が発生し、6日午後4時の時点で、24人(徳州23人、聊城1人)が軽傷を負い、家屋や壁213ヶ所(徳州165ヶ所、聊城48ヶ所)に被害が出た。平原県の負傷者の半数以上が既に退院したという。また、救援隊の一部の隊員が被災地で待機を続ける一方で、一部の隊員は被災地から撤退した。被災地の水道や電気、通信といったインフラに異常はない。新華社が報じた。

8月6日、緊急救援隊の隊員が待機している平原県王打卦中心小学校(ドローンで撮影)。撮影・郭緒雷

8月6日、緊急救援隊の隊員が待機している平原県王打卦中心小学校(ドローンで撮影)。撮影・郭緒雷

平原県の関係責任者によると、震源地の範囲5キロ内には、2万6517人が暮らす6郷・鎮、55村があり、多くの古い家屋が倒壊した。また、ガス管の一部が壊れたため、県全体で天然ガスの供給が緊急停止した。

8月6日、平常通り患者を受け入れている平原県第一人民医院・患者サービスセンター。撮影・高天

8月6日、平常通り患者を受け入れている平原県第一人民医院・患者サービスセンター。撮影・高天

6日午前、平原県に足を運ぶと、農村の生活に異常はなく、県の行政中心地の都市機能も平常通り確保されていた。平原県第一人民病院内の患者サービスセンターでは、医療従事者が平常通り患者を受け入れていた。その他、平原県の康寧路にある薬局やスーパー、朝食店といったほとんどの店舗も平常通り営業していた。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年8月7日

注目フォトニュース

関連記事