7月30日、北京市朝陽区十里河橋付近で排水溝をチェックする北京排水集団の職員。撮影・鞠煥宗
中国中央気象台は7月29日夕方、集中豪雨について最も深刻なレベルの赤色警報を発令した。中央気象台が2010年に警報発令メカニズムを始動させて以来、集中豪雨の赤色警報が発令されるのは、2011年9月29日に続いて、今回で2回目となる。
中国南東部の福建省に上陸後に北上した台風5号(トクスリ)の影響で、北京は集中豪雨に見舞われた。30日、北京各地では豪雨となり、31日も大雨が続く予想となっている。なお、北京市気象台の31日早朝6時の予報によると、最高気温は26度、最低気温は24度となる見通しだ。
7月30日、自転車に子供を乗せ、合羽を着て雍和宮大街を通る男性。撮影・陳鍾昊
実際の観測によると、29日午後8時から31日の早朝6時にかけて、北京市全域の降水量は平均132.8ミリ、市街地の降水量は平均138.6ミリに達した。同市で降水量が最も多かったのは房山区三流水村で、456.2ミリに達した。1時間当たりの降水量が最も多かったのは房山区の新村で、30日午後4時から5時にかけて50.8ミリの降水量を記録した。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年7月31日