「玲竜1号」世界初号機のコアモジュールが設置
人民網日本語版 2023年08月11日10:21
原子炉「玲竜1号」のコアモジュール「玲竜之心」が10日早朝、高く吊り上げられ原子力島(NI)に向かいゆっくり移動した。6時間近くの設置を経て、圧力容器や蒸気発生装置などの重要設備がワンステップで完了。「玲竜1号」世界初号機の設置作業がピークになった。新華社が伝えた。
海南原子力発電有限公司の鄧暁亮副総経理は、「『玲竜之心』は『玲竜1号』の中核部品だ。据付前に、蒸気発生装置は工場と原子炉圧力容器内での組立と溶接が完了した。これは『工場化プレハブ、モジュール化製造』原発中心設備で、その設計とイノベーションは原発の安全性と信頼性を高めた上、工期を極めて大幅に短縮し、経済性も高めた」と説明した。
海南省昌江原子力発電所に位置する「玲竜1号」は2021年7月に着工したもので、完成し稼働を開始すると年間発電量が10億kWhに達し、海南省の52万6000世帯の電力消費の需要を満たせる見込みだ。同時に二酸化炭素排出量を毎年約88万トン削減し、1年に750万本の植林に相当する。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月11日
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