习专栏

中国の研究チーム、タイの「人工太陽」の完成と運営に協力

人民網日本語版 2023年07月27日13:39

中国科学院合肥物質科学研究院プラズマ物理研究所(プラズマ物理研究所)とタイ原子力技術研究所(TINT)が協力して建設したタイ・トカマク1号装置(Thailand Tokamak 1,TT-1)が25日、タイで正式に引き渡され、物理の実験に使用された。科技日報が伝えた。

TT-1はプラズマ物理研究所第2世代トカマクHT-6Mの全面的な高度化改造後の通常型磁石トカマク装置に基づくものだ。プラズマ物理研究所はTINTと2017年8月に協力協定に署名し、TINTにHT-6M装置を寄贈することを決定した上、装置の改造、工学技術の研究開発、物理実験の実施、核融合人材育成などの面で、TINTに全面的なサポートを提供することにした。

TT-1(画像提供は中国科学院合肥物質科学研究院)

TT-1(画像提供は中国科学院合肥物質科学研究院)

プラズマ物理研究所はTINTと「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアチブに積極的に取り組み、タイさらにはASEAN諸国初のトカマク装置を共同で完成させ、同時にタイの核融合若手研究者チームの育成をサポートした。

TT-1の完成と実験での正式使用は、近年の中国・タイ核融合協力の大きな成果で、両国の科学技術イノベーション協力の注目点の一つでもある。プラズマ物理研究所とTINTは実務的な協力を持続的に行い、ASEANのより多くの若手研究者に核融合科学研究を行ってもらい、TT-1を両国の科学技術協力のモデルにするとともに、中国・ASEAN核融合研究センターを共同建設する計画だ。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年7月27日

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