プロジェクト現場の責任者が指令を出した後、一連の高精度の動作を経て、国家重点エネルギープロジェクトで中国最北端の原発「徐大堡原発」プロジェクトの3号機のドーム屋根設置が25日、順調に完了した。これは同原子炉が全面的に設置段階に入ったことを示している。科技日報が伝えた。
鋼製格納容器は原子炉建屋の重要なバリアーで、そのドーム屋根は建屋の完全性と密閉性を保証する重要な構成部分だ。ドーム屋根設置は原発プロジェクト建設の重要な節目だ。
徐大堡原発は遼寧省葫蘆島市に位置し、中国の東北地域で2番目で、これまでで中国最北の原発だ。その3号機と4号機は2021年5月19日に、中露両国の首脳に見守られる中で着工した。両国の原子力協力の重要で象徴的な成果の一つだ。
世界の原子力協力のモデルとしての徐大堡原発3、4号機は、原子力安全の分野における世界的なモデルとなることが大きく期待されている。プロジェクトの完成後、2基の予想年間発電量は160億kWh以上に達する。毎年、標準石炭消費量を約570万トン、二酸化炭素排出量を1680万トン削減するのに相当する。これは11万ヘクタールの森林の1年の吸収量に大体相当し、中国のエネルギー安全保障やエネルギー構造最適化にとってプラスとなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月26日