外交部「パキスタンと共に引き続き中国側人員・機関・事業の安全を確保」

パキスタンでのプロジェクトに携わる中国側人員を乗せた車列が先ごろ襲撃された事件について、中国外交部（外務省）の汪文斌報道官は14日の定例記者会見で、「中国は引き続きパキスタンと共に、テロの脅威に対する防備・対処を行い、パキスタンにおける中国の人員・機関・プロジェクトの安全を確保していく」と述べた。

8月13日、パキスタン・グワダル港の中国側人員を乗せた車列が路上爆弾による攻撃と銃撃を受けたが、中国人の死傷者は出なかった。

汪報道官は「中国はこのテロ行為を強く非難する。すでにパキスタン側に対して、犯人を厳重に処罰し、中国国民の身の安全を確保する措置を取るよう求めた」と述べた。

また「在パキスタン中国公館は緊急時対応措置を直ちに始動し、現地の中国国民、企業、プロジェクト施工企業に対して、警戒を強め、警備措置を強化し、治安状況に細心の注意を払い、安全上のリスクを防止し、安全を確保するよう注意喚起した」と説明。

「中国とパキスタンの友情を損ない、中国パキスタン経済回廊（CPEC）の建設を妨げようとするいかなる企てもその目的を達成することはできない」と述べた。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年8月15日