中国侵略日本軍731部隊犯罪協同機関の一次資料を初公開

人民網日本語版 2023年08月07日13:47
中国侵略日本軍731部隊犯罪協同機関の一次資料を初公開
8月5日、黒竜江省牡丹江市で開催された中国侵略日本軍細菌戦罪証展示会で、「日本軍哈爾浜第一陸軍病院原薄」のコピーを示す研究者(撮影・張涛)

黒竜江省牡丹江市で8月5日に開催された「中国侵略日本軍細菌戦と毒ガス戦学術シンポジウム」で、中国侵略日本軍第七三一部隊(略称「731部隊」)罪証陳列館は、「日本軍哈爾浜(ハルビン)第一陸軍病院原薄」を初公開した。この資料は、日本陸軍病院の全体的な形態、業務の流れの全面的な認識、日本陸軍病院による生体解剖犯罪への関与についての研究の深化にとって重要な意義がある。中国新聞網が伝えた。

日本軍哈爾浜第一陸軍病院は、東北部における日本軍最大の負傷者入院治療の中継点であり、軍医であった嘉悦三毅夫中将が院長を務めていた。同院は東北部における日本軍最大の負傷者入院治療・移送機能を担い、当時最先端の医療設備と手術室を備えていた。

「日本軍哈爾浜第一陸軍病院原薄」を整理し、命令文書及び証言や回想と結びつけることで、日本軍哈爾浜第一陸軍病院が731部隊と同一の時期に同一の地点に設立され、日本陸軍省が駐屯地の建設を一括して承認し、同時に実施し、戦後同一のルートで日本に撤退したこと、かつ業務上の往来及び相互兼任が行われていたことが証明された。

初期段階として、日本軍哈爾浜第一陸軍病院は、731部隊の医学犯罪の延長線上にある機関であり、設立計画の当初から日本の細菌戦の本拠地の策定と密接な関係にあり、日本の細菌戦の重要な参加・関係機関であったと判定された。731部隊による人体実験と細菌戦は日本の戦時医療機関が協同して実施したものであり、上は731部隊、各師団の防疫給水部、下は日本陸軍病院にまで拡大していた。つまり、日本はトップダウンで、日本軍による戦時医療機関の組織的かつ計画的な集団犯罪の実施を推進したのである。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年8月7日

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