上海市、2025年のデータ産業規模が5000億元に

人民網日本語版 2023年08月18日09:06

上海市人民政府が15日に公式サイトで発表した情報によると、上海市人民政府弁公庁はこのほど「デジタル経済新たな競争の場に立脚しデータ要素産業の革新的な発展を推進する行動案」を通達した。

同行動案は、▽2025年に上海のデータ要素市場体制をほぼ完成させ、国家級デジタル取引所の地位をほぼ確立する▽データ要素産業の原動力を全面的に引き出し、データ産業規模を5000億元(1元は約20.0円)にし、複合年間成長率を15%にし、1000社のデジタルビジネス企業を誘致・育成する▽データリンク融合応用スーパーノードを完成させ、1000の高品質のデータ集を形成し、1000のブランドデータ製品を構築し、20の国家級ビッグデータ産業ベンチマークを選択・構築する▽データ要素発展のエコシステムを全体的に飛躍させ、ネットワーク・データセキュリティ体制を持続的に健全化し、国際交流・協力を全面的に深化するとした。

同行動案はさらに、新インフラの構築を加速するとした。そしてユビキタスでスマートなネットワーク接続体制を構築し、マルチクラウド・マルチネットワーク連動を推進し、5G、IPv6、北斗通信測位一体化などの設備の基礎を固めそのレベルを高める。ブロックチェーン半導体やOSなどのイノベーション及び6G、テラヘルツ、量子通信などの重要技術の応用を強化する。モノがデータでつながる新型検知システムを構築し、新型都市IoT(モノのインターネット)専用ネットワークの展開を深化させ、インダストリアルインターネット、車載ネットワーク、スマートパイプライン、スマートグリッドを発展させる。インダストリアルインターネット識別マーク解析国家トップレベルノード(上海)システムの建設を持続的に推進する。高効率に協同する計算力体制を構築し、エクサスケール(1秒間に100京回)スパコンと人工知能公共計算力プラットフォームを建設する。現地に適したやり方でエッジコンピューティング資源プールを配置し、「東数西算」(東部地域のデータを西部地域で保存・計算すること)国家戦略に連結し、ハブ型計算力管制プラットフォームを建設する。2025年に計算力の全体規模を第13次5カ年計画(2016-20年)後期の4倍に拡大するとした。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月18日

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