重さわずか9グラム！「中国最小のハム入り月餅」が上海大世界基尼斯に認定

中国独自のギネス記録認定機関・上海大世界基尼斯の認定員は今月18日午前、雲南名物の「ハム入り月餅」のミニサイズ版「宣威ハム入り茶餅」を「中国最小のハム入り月餅」に認定することを発表すると、会場からは歓声が上がった。

会場で披露された月餅。

スタッフによる複数回の測定の結果、「宣威ハム入り茶餅」の直径は29.03ミリ、厚さは19.94ミリ、重さはわずか9グラムと認定された。口に入れるとハムのほんのりとした塩味がきいていてくどくなく、とてもおいしい。見た目は小さくてかわいらしいが、この大きさに作り上げるには高い技術を必要とする。

雲南省曲靖市の無形文化遺産である宣威ハム入り月餅を製作する市級代表性伝承人の王恩斌さんは、「小さな月餅を作るのは、大きな月餅を作るより難しく、高い技術が求められる。現時点では大きな月餅3個作るのと同じ時間をかけても、小さな月餅を1個作ることもできない。この小さな月餅の餡と皮の比率は4対6。始めは5対5にする予定だったものの、餡を中に入れることができず、4対6が限界だった。全国各地のグルメ愛好家や観光客が、宣威市に来て宣威ハムグルメ・文化・観光フェスティバルに参加し、『中国で最も小さいハム入り月餅』を味見することを歓迎する」と語った。

授与された「中国で最も小さいハム入り月餅」の認定証。

宣威市の「ハム入り月餅」は100年以上の歴史を誇る。宣威ハム入り月餅は、雲南省の月餅の中でも重要な位置を占め、「雲腿月餅」とも呼ばれており、宣威市だけでなく、雲南省全体で愛されている伝統グルメだ。（編集KN）

「人民網日本語版」2023年8月21日