中広核広東太平嶺原発2号機ドーム内屋根が完成
人民網日本語版 2023年08月24日14:30
(撮影・陳斌)
中広核広東太平嶺原発2号機原子力島ドーム内屋根コンクリート土木工事が23日、順調に完了した。これはプロジェクト設置段階の施工が全面的に展開され、第14次五カ年計画期間(2021-25年)の完成・稼働開始に向けてさらに一歩近づいたことを示している 。新華社が伝えた。
太平嶺原発は3期に分け100万kW「華竜1号」原子炉を6基建設する。現在建設が着実に進められているのは1期プロジェクトの1・2号機。「華竜1号」は中国が独自の知的財産権を持つ第3世代原発技術で、その大容積二層安全シェルターは原子力発電所の重要な安全バリアで、安全レベルの大幅な向上を実現した。
ドーム内屋根は内殻の重要構成部分として、その打設は原子力島コンクリート工事の重要関門であり、原子力島土木工事における重要なマイルストーンでもある。2号機原子力島土木工事を担当する中国建築第二工程局有限公司の関係責任者によると、今回打設が終わったドーム内屋根の半径は30メートル以上、壁の厚さは1メートル、高さは10メートル近く、計1700立方メートル以上のコンクリートを必要とし、7層に分けて打設された。
太平嶺原発1期プロジェクトの2基の原子炉は2025年に相次いで稼働開始・発電する見込みだ。その1基で粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)に毎年100億kWh近くのクリーン電力を提供し、100万人の生産・生活用年間電力消費の需要を満たせる。地方経済の発展促進、エネルギー安全保障、エネルギー構造最適化、生態環境保護に対して重要な役割を果たすことになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年8月24日
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