中国の気象当局、高層観測プロセス全体の可視化を初実現

人民網日本語版 2023年08月25日09:58

デュアルモード気象観測気球がこのほど、内蒙古(内モンゴル)自治区錫林浩特(シリンホト)国家総合気象観測試験拠点から浮上し、水平に移動し、下降するにつれ、気球に設置された「目」である姿勢センサーと360度パノラマ高画質カメラがラジオゾンデの運動姿勢を捕捉し、初めて高層観測のプロセス全体の姿勢データ及び安定的なパノラマ映像資料を取得した。これにより、高層観測のプロセス全体の可視化を実現し、数値予報及び気象分析により正確な高層観測データを提供することになった。人民日報が伝えた。

これは中国気象局気象観測センターが行った姿勢統合に基づく北斗測位ラジオゾンデ動的試験だ。得られたプロセス全体のラジオゾンデ飛行姿勢データは湿度、温度、下降中風力測定誤差訂正に根拠を提供できるだけでなく、気象観測業務のアップグレード、さらには北斗観測に技術の備蓄とサポートを提供できる。

これより先に姿勢統合の北斗測位ラジオゾンデプロジェクト試作機の試験開発が成功し、数回のテストと改良によりその正確性、信頼性、通信能力が持続的に向上し、最終的に今回の試験に使用された。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月25日

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