「中国車谷」が車線変更し加速中
嵐図汽車の溶接ラインの「主役」であるロボット。完成車の溶接のすべてがロボットにより自動で行われており、溶接の自動化率は99%。同時に世界をリードするレーザー溶接などの車体軽量化プロセスを備えている。
武漢経済技術開発区は中国中西部エリア第1期の国家級開発区の一つで、開放と発展のために打ち立てられ、自動車産業により繁栄した。経済日報が伝えた。
32年にわたる練磨と奮進を経て、長江左岸のこの500平方キロメートルにも満たない土地には今や、完成車メーカー9社と完成車工場13工場が集まり、その完成車の年間生産台数は100万台を上回るようになっている。そして「伝統部品+3電(モーター、動力電池、電子制御システム)+ソフトウェア+半導体」という整った構造を形成し、動力システム、車体システム、シャーシ走行システム、スマート運転席システム、電気システムなどを含み、「中国車谷」と呼ばれている。
武漢経済技術開発区は近年、世界の自動車産業の大きな変革を迎えるため大イノベーションによる大モデル転換をけん引し、新分野で勝利を収める道を切り拓いている。新エネ完成車企業を誘致・育成し、動力電池及び水素エネルギーを発展させ、新エネ車及びスマートコネクテッドカーの産業関連施設を揃え、自動運転の商業化を促している。また武漢スマートカーソフトウェアパークを建設し、スマートカーソフトウェア及び車載用半導体産業の重要拠点を作り、自動車産業の「増量モデル転換」を実現している。
武漢経済技術開発区は新エネ車産業の構造をめぐり、有力企業の誘致に取り組み、嵐図、路特斯、猛士科技などを含む「新実力」「新勢力」自動車メーカーを集めている。東風ホンダの世界初の新エネモデル工場の建設も急ピッチで進められている。この先2年から3年の間に、武漢経済技術開発区の新エネ車普及率は50%を超えるとみられている。
武漢経済技術開発区の関係責任者によると、「中国車谷」は「二次創業再出発」の目標を掲げ、車谷産業イノベーション大回廊の構築に取り組んでおり、次世代自動車の新たな競争の場として、中国全土における先頭集団に入ろうとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年9月12日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn