華東地域の家々に届く新疆の電力

人民網日本語版 2023年09月20日13:32

ドローンを使い設備の点検を行う点検修理作業責任者。撮影・賈天勇

ドローンを使い設備の点検を行う点検修理作業責任者。撮影・賈天勇

国網新疆電力有限公司超高圧分公司昌吉変電所は、昌吉〜古泉±1100kV超高圧直流送電プロジェクト(吉泉直流プロジェクト)の源で、新疆維吾爾(ウイグル)自治区準東経済技術開発区に位置する。中国新聞網が伝えた。

吉泉直流プロジェクトは新疆、甘粛省、寧夏回族自治区、陝西省、河南省、安徽省を経由し、全長は3293km、世界で唯一の±1100kV超高圧直流送電プロジェクトだ。同プロジェクトは2016年3月に着工し、2019年9月26日に稼働開始した。この新疆外部への送電大動脈を通じ、新疆の電力が3000km以上離れた華東地域に絶えることなく送電されている。

変電所で設備の自動点検を行う点検ロボット。撮影・賈天勇

変電所で設備の自動点検を行う点検ロボット。撮影・賈天勇

同プロジェクトは現在も電圧等級が世界最高、送電量が世界最大、送電距離が世界最長、技術水準が世界最先端で、業界では「電力のチョモランマ(エベレスト)」と呼ばれている。同プロジェクトの2021年の外部への送電量は550億kWhに、22年は632億kWhに達し、2年連続で中国全土超高圧プロジェクトの送電量で首位になった。同送電プロジェクトの14日までの今年の外部送電量はすでに457億kWhに達し、再び記録が更新される見込みだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年9月20日

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