中秋節・国慶節8連休、前年同期比71.3%増の延べ8.26億人が国内旅行に

人民網日本語版 2023年10月07日14:41

中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)と国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて、今年は9月29日から10月6日まで8連休となった中国。中国文化・旅游(観光)部(省)が6日に発表した同部データセンターの試算によると、8連休中に中国国内旅行に出かけた人の数は延べ8億2600万人に達した。比較可能なデータに基づくと、前年同期比71.3%増、2019年同期比4.1%増となった。国内観光収入は7534億3000万元(1元は約20.4円)で、比較可能なデータに基づくと前年同期比129.5%増、2019年同期比1.5%増となった。新華社が報じた。

今年は中秋節と国慶節が「合体」して8連休になったため、連休前半は一家団欒を楽しみ、後半は旅行に出かけるというのが目立った特徴となった。また連休中に、思いっきり気晴らしをしたいという人が多くなり、中距離旅行が比較的高い伸びを見せた。

中国交通運輸部(省)のデータによると、8連休中、高速道路の利用数は延べ4億8700万台となった。「ドライブ旅行で遠出する」という特徴が際立ち、連休中の移動半径は500‐800キロと、中・長距離旅行がメインとなった。中・長距離旅行に出かける旅行者や帰省客などが一斉に移動して入り交じり、高速道路の1日当たりの利用数や平均利用数がいずれも過去最多を記録した。

中国旅游研究院の戴斌院長は、「中秋節と国慶節が繋がって8連休という超大型連休となったことに加えて、第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)開催や政策効果なども重なり、旅行市場は統計史上最も活況となった」と分析している。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年10月7日

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