<企画>2023年1-8月の経済情勢に関するデータを発表 中国
「中国はこのほど、関連データを発表し、2023年1-8月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
今年、消費の中国経済に対するけん引力が目立っている。1-8月、社会消費財小売総額は前年比で7%増で、サービス小売額は同19.4%増だった。1-8月、複数の要因の影響により、一部のコモディティの販売が減速したが、市場販売の回復状況は依然続いており、サービス消費の増加状況は良好で、消費のけん引効果が強まっている。
8月の社会消費財小売総額は前年比4.6%増の3億7933万元となり、伸び率は7月より2.1ポイント増加した。前月比では0.31%増となった。
▷対外貿易の状況
1-8月には、中国の輸出入額が前年同期比0.1%微減の27兆800億元になった。そのうち輸出は同0.8%増の15兆4700億元、輸入は同1.3%減の11兆6100億元だった。8月の輸出入額は前月比3.9%増の3兆5900億元で、単月の輸出入は全体として安定した状況だった。
8月の輸出入額は3兆6000億元に迫る規模となり、7月に比べて3.9%増加し、2020-2022年同期の平均値に比べて8.2%増加した。
▷外資導入の状況
1-8月、全国の新規外資系企業の登録数は前年比33%増の3万3154社となり、実行ベース外資導入額は同5.1%減の8471億7000万元だった。
業界別に見ると、製造業の実行ベース外資導入額が同6.8%増の2399億5000万元だった。ハイテク製造業が同19.7%増、そのうち電子・通信設備製造業が同39.7%増、医療機器設備・計器製造業が同25.6%増となった。ハイテク技術サービス業のうち、研究開発と設計サービス分野の実行ベース外資導入額は同57.1%増加した。
投資元の国・地域を見ると、英国、カナダ、フランス、スイス、オランダ、ドイツの実行ベース対中投資は前年比でそれぞれ132.6%増、111.2%増、105.6%増、59.2%増、25.3%増、20.8%増だった(自由貿易港経由の投資データを含む)。
▷対外投資の状況
1-8月には、中国の対外投資が増加を続け、非金融分野の対外直接投資は前年同期比18.8%増の5856億1000万元(1元は約20.2円)に達した。そのうち中国企業の「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国家における非金融分野の対外直接投資は同22.5%増の1403億7000万元だった。
▷関連データ
・8月のCPI
8月、全国の消費者物価指数(CPI)は、前年同期比で0.1%上昇した。そのうち都市部は0.2%上昇、農村部は0.2%低下。食品価格は1.7%低下、非食品価格は0.5%上昇。また、消費財価格は0.7%低下、サービス価格は1.3%上昇だった。1-8月の平均CPIは同0.5%上昇となった。
また、8月のCPIを前月比で見ると、0.3%上昇となった。そのうち都市部は0.2%上昇、農村部は0.4%上昇。食品価格は0.5%上昇、非食品価格は0.2%上昇。また、消費財価格は0.4%上昇、サービス価格は0.1%上昇だった。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2023年9月22日
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