再び記録更新！　光量子計算プロトタイプ「九章3号」の開発に成功

中国科学技術大学中国科学院量子情報・量子科学技術革新研究院の潘建偉氏、陸朝陽氏、劉乃楽氏らからなる研究チームは、中国科学院上海マイクロシステム・情報技術研究所及び国家並列計算機工学技術研究センターと協力し、光子数が255の量子計算プロトタイプ「九章3号」の構築に成功し、光量子情報の技術水準と量子計算の卓越性の世界記録を再び更新した。中央テレビニュースが伝えた。

科学研究者は時空間再利用の光子検出の新たな方法を設計し、忠実度の高い準光子数識別検出器を構築し、光子の操作水準と量子計算の複雑度を高めた。正式発表された最も優れた正確なサンプリングアルゴリズムによると、「九章3号」のガウスボーズサンプリングの処理速度は前世代の「九章2号」の100万倍に高まった。「九章3号」が100万分の1秒内に処理する複雑度が最高のサンプルは、現在最強のスパコンである「フロンティア」ならば200億年以上の時間がかかる。この成果は中国の光量子計算分野で世界をリードする地位をさらに固めた。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年10月11日