新疆庫車の187万ムーの綿花畑が収穫期迎える 機械化率は95%
秋が深まる10月になり、新疆維吾爾(ウイグル)自治区庫車(クチャ)市の187万ムー(1ムーは約6.7アール)の綿花畑は収穫期を迎え、各地で急ピッチで収穫が進められている様子を見ることができるようになっている。中国新聞網が報じた。
綿花畑で収獲作業をする収獲・梱包一体型の大型綿摘み機3台(撮影・王建強)。
今月16日、庫車市牙哈鎮の綿花農家・賈建偉さんの広大な綿花畑は、白い花で埋め尽くされていた。そして、収獲・梱包一体型の大型綿摘み機3台が畑を行き来して、収獲作業を行いながら、自動でベールを作っていた。きれいに積み上げられたコットンベールを見て、賈さんは笑みを浮かべていた。
賈さんは、1500ムーの綿花畑で綿花を栽培しており、今年は期待通りの豊作となっている。また、今年はこれまでと違い、全て綿摘み機で収獲しているため、効率が上がり、時間や体力、コストの節減につながっているという。
綿花畑で綿摘み機を使った収獲について説明する技術者(撮影・王建強)。
賈さんは、「綿摘み機3台が同時に作業しているので、2日か3日あれば全て収獲することができる。今後は綿花の栽培面積を拡大し、現地の農民も豊かな生活を送ることができるようサポートしたい」と語る。
牙哈鎮の綿花栽培面積は36万ムーで、庫車市において屈指の規模を誇る。鎮党委員会の委員を務める阿力木·庫爾班氏は、「現在、当鎮では綿摘み機約50台が連続して作業を行っている。収獲面積は1日平均1.1万ムー。また、綿花農家の必要に合わせて、さらに多くの綿摘み機を手配し、今月末には収獲を全て終わらせるよう取り組んでいる」と説明した。
綿花畑で綿摘み機を使った収獲について説明する技術者(撮影・王建強)。
新疆庫車市農業技術推広センターの趙紅霞副主任は、「今年、当市の綿花栽培面積は187万ムーで、機械化率は95%以上に達している。綿摘み機による収穫を見越した栽培技術の応用を推進することで、綿花の生産の機械化、大規模化、標準化、集約化がさらに進み、1ムー当たりの収穫量が最高で660キログラムに達している。そして、農村の全面的な振興や綿花の質の高い発展のために力強い保障を提供している」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月19日
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