中国1-9月の住民一人当たり可処分所得成長率がGDP成長率を超える

国家統計局が18日に発表したデータによると、今年第1-3四半期（1-9月）には、中国の住民一人当たり可処分所得の物価要因を考慮した実質成長率が前年同期比5.9％増となり、同期の国内総生産（GDP）成長率を上回った。中国新聞社が伝えた。

同局のデータによると、同期の全国住民一人当たり可処分所得は2万9398元（1元は約20.5円）に達し、名目成長率は同6.3％増だった。実質成長率は同5.9％増で、上半期（1-6月）を0.1ポイント上回った。速報値の計算では、同期のGDPは91兆3027億元で、不変価格で計算した成長率は同5.2％増だった。

同局の盛来運副局長は同日、「都市部住民の収入も農村部住民の収入も安定的に増加し、全国住民の収入は1-9月の実質成長率が同5.9％増となり、GDP成長率を上回った」と述べた。

華泰資産管理有限公司のチーフエコノミストで中国チーフエコノミストフォーラムの理事を務める王軍氏は、「これは非常によいポジティブな現象だ。農村部住民の収入成長率が都市部住民を上回ることが長期的な問題になるだろう」と述べた。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年10月19日