中国、複数の消費財の輸入プラットフォームを構築へ

人民網日本語版 2023年10月24日15:44

中国商務部(省)の盛秋平副部長は23日に行われた記者会見で、「これから複数の消費財の輸入プラットフォームとコモディティの取引センターを構築し、輸入の発展に向けた原動力とポテンシャルを喚起していく」と述べた。

盛副部長は、「今後、複数の措置を同時に打ち出して世界の良質製品の輸入を促進する。これにはエネルギー資源製品と農産物の輸入・供給の増加、企業の先進的技術、重要設備、重要部品の輸入拡大への支援、産業構造の調整と最適化・高度化の促進が含まれる」と述べた。

盛副部長によると、中国は今年、1020品目の商品(関税割当制度の対象品目を除く)について輸入暫定税率を適用する。すでに調印し発効した自由貿易協定(FTA)と特恵貿易協定に基づいて、協定の19項目内の、29ヶ国・地域が原産の一部の輸入物品について協定税率を適用し、税率の水準をさらに引き下げる。越境EC小売輸入の積極的な役割を発揮させ、消費財輸入のポテンシャルを引き続き発揮させるという。

また盛副部長は、「政策や制度の刷新を強化し、良質な商品・サービスの輸入を拡大し、輸入商品の流通ルートを最適化する」と述べた。

中国はここ数年、輸入を積極的に拡大する措置を取り続けており、これには中国国際輸入博覧会の開催、輸入段階における通関コストの引き下げなどが含まれる。このほど開催された第3回「一帯一路」(the Belt and Road)国際協力サミットフォーラムでは、今後5年間で中国の物品貿易の輸出入額を累計32兆ドル(1ドルは約149.8円)以上に、サービス貿易の輸出入額を累計5兆ドル以上にするとの目標が明らかにされた。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年10月24日

注目フォトニュース

関連記事