世界インターネット大会烏鎮サミット、初の「グリーン電力開催」を実現へ
2023年世界インターネット大会烏鎮サミットが11月8-10日に行われる。今年はサミット10周年に当たる。デジタル化は世界インターネット大会が烏鎮で開催される10年目の特色の一つで、デジタル化により大会の保証にエンパワーメントし、大会のサービス水準を高めることが、すでに大会準備作業の欠かせないものになっている。中国新聞網が伝えた。
烏鎮サミット電力シーン運営サービスセンターで今年新たに稼働したデジタルグリッドプラットフォームはテクノロジー感満載だ。大きいものはインターネット国際会展センターとインターネットの光博覧センターの2大会場から、小さいものは電気室の1室1室や電気ケーブルの1本1本に至るまでの運営状況がすべて目に入る。デジタルグリッドプラットフォームは「スマートエネルギーブレーン」に似ており、電力保証に関わる各種データの収集、整理、分析を行い、大会の進捗状況、電力運営、車両・物資、人員分布など複数の情報をリアルタイムで可視化することで、スマートな調整、効率的な指揮を実現し、大会の順調な開催を保証する。
同センターの構内では、大きな目をした白いロボットが注目されている。よく目を凝らすとこれはなんと「移動する充電器」で、充電を必要としている新エネルギー車を自分で探すことができるのだ。
「ビッグデータの予測と分析により、今年のサミット会期中に新エネルギー車が大幅に増加し、各充電スタンドで明らかな順番待ちが発生することが分かった。充電効率を高めるため、スマート移動充電ロボットをあらかじめ烏鎮に取り寄せた」
国網桐郷市電力供給公司の職員によると、移動充電ロボットは充電を「車がポールを探す」から「ポールが車を探す」に変えることになる。1台のロボットはフル充電の状態で、新エネルギー車4-5台を充電できる。
また烏鎮サミットのグリーン電力取引と結びつけ、今年は烏鎮西栅景勝地とインターネットの光博覧センターの100%グリーン電力供給を実現する。今年の会期中、烏鎮西栅景勝地及び関連会場のグリーン電力供給量は50万kWhを超える見込みだ。これは二酸化炭素400トン近くの排出削減に相当し、世界インターネット大会における史上初の「グリーン電力開催」であり、嘉興市にとって史上初の重要イベントにおける完全なグリーン電力供給となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年10月26日
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