人民網、「中国モバイルインターネット発展報告書（2023）」を発表

人民網が主催する中国新産業（北京）サミット2023が28日午後、人民日報社で行われた。同サミットでは、モバイルインターネット青書「中国モバイルインターネット発展報告書（2023）」の主な内容が発表された。人民網が伝えた。

同報告書は「現代化の新たな道を進んでいる中国のモバイルインターネット」をテーマとして、22年の中国のモバイルインターネットの発展状況を全面的に総括した。モバイルインターネットの年間発展の特徴及び中国のモバイルインターネットの発展が直面している課題を分析し、将来の発展傾向を予測した。

同報告書は、22年の中国のモバイルインターネットの発展には、（1）モバイル技術イノベーションが規模化応用の新段階に進んでいる（2）モバイルインターネットが経済発展の新たな原動力を活性化（3）モバイルアプリが社会・民生の新たな発展をサポート（4）モバイルサイバーセキュリティと法規保障が新たな段階に進んでいる（5）モバイルにおける世論の場の主流世論が一層固められ拡大した――という5つの特徴があったとした。

同報告書は、中国のモバイルインターネットの発展は、（1）半導体などの中核技術のブレイクスルーが待たれる（2）サイバーセキュリティ保障能力の強化が待たれる（3）5G規模化応用の拡大が待たれる（4）スマートシティ建設の問題点の解決が待たれる（5）企業の発展への期待が弱まり、好転するのが待たれる――という5つの課題に直面しているとの見方を示した。

同報告書は、中国のモバイルインターネットの発展について、（1）「モノがヒトを上回る」がモノの人工知能化の新時代を切り開く（2）5Gの発展がデジタル・実体融合をさらに推進（3）基礎制度の構築がデータ資源の応用を推進（4）サイバーセキュリティと個人情報保護がさらに強化（5）Web3.0と衛星通信応用が効果的に拡大（6）モバイルプラットフォーム企業が新たな戦略的発展の時期を迎える――という6つの傾向をまとめた。（編集YF）

「人民網日本語版」2023年6月29日