武術の里・滄州:「一帯一路」が1千年の歴史を誇る運河都市にもたらしたチャンス
人民網日本語版 2023年11月01日09:06
中国北部の河北省にある滄州市は、高速鉄道を使えば、北京からわずか50分の距離だ。
滄州は、中国北方エリアにおいて「武術の里」と呼ばれており、その一つ一つの技や動きは、この地で武術を学ぶ人々の頑強な面と柔軟な面を併せ持つ身法、技巧、さらには中華武術の「物我合一」、正義・道理を優先する武徳の精神などを反映している。また、滄州市の呉橋県は、世界的にも有名な「雑技の里」で、「呉橋では上は99歳から下は歩き始めた赤ちゃんまで 呉橋では誰でも雑技ができ 自分の得意技がある」という言い伝えがあるほどだ。
また、滄州市が管轄する河間市は、中国最大の耐熱ガラス製品の生産拠点だ。河間の人々は苦労を厭わず、忍耐強い気質を備えており、そんな彼らが作り上げた「メイド・イン・河間」のガラス製品を中国から世界へ送り出している。
そして滄州の質の高い製品は常にその出荷するルートに困ったことはなかった。なぜなら滄州はその昔から現在に至るまで常に重要な交通の要衝だったからだ。古代においては北京と杭州を結ぶ京杭大運河が滄州を通過し、現在では渤海湾に面した黄驊港がある。
滄州の貨物供給源の80%は対外型・輸出型企業で、ガラス製品や継ぎ手配管のエルボ、ファスナー、自動車部品などを扱い、東南アジアや中東地域、極東地域などで需要があり、その輸出量も非常に多い。たゆまぬ努力により、黄驊港はすでに石炭だけを扱う港から総合港湾へと徐々にモデル転換を遂げている。現在は国内・海外との貿易航路が35本開通しており、世界の40ヶ国・地域とつながり、コツコツと意欲的に働く滄州の人々の姿を世界中に示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月1日
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