世界インターネット大会 話す言葉でプログラム生成、30年後の自分と対面
来場者が対話型プログラミングロボットを体験する様子。(撮影・張鑫)
2023年世界インターネット大会「インターネットの光」博覧会が、11月7日から10日まで開催中だ。その中で、アント集団が一連の最新人工知能(AI)技術の応用を出展している。
アントの展示ブースでは、話す言葉で「対話型プログラミングロボット」がプログラムを生成する様子が見られる。試しに「杭州の単価3万元(1元は約20.7円)以上のエレベーターがあるマンションの部屋を見せて」と言うと、3秒ほどでロボットが杭州のマンション価格のミニプログラムを自動的に生成した。プログラム上部のコードを除けば、これがプログラミングロボットによって生成されたものであるとは全く分からない。
アントのスタッフは、「今はまだ内部テストの段階で、正式なバージョンはまもなく発表されるはずだ。この技術はオープンソース形式により、小規模・零細業者や個人ユーザーなどに開発サービスを提供するものだ」と説明した。
アントのブースでは、多くの業者が「オリジナルポスター」を体験していた。支付宝(アリペイ)ミニプログラム「オリジナルポスターAI版」に文や写真を入力すると、自分だけのオリジナルポスターがすぐにできあがる。これがあれば、小規模・零細業者はマーケティングのハードルを大幅に引き下げることができる。
このブースでは、30年後の「年齢を重ねた自分」と対面することもできる。「オリジナルポスターAI版」でこの対面コンテンツを選べば、年を取った自分の姿を見ることができ、ボタン1つで印刷もできる。
今年の「インターネットの光」博覧会では、AI基盤モデルがインターネット・テクノロジー利用のハードルを大幅に引き下げた。これまでは研究の世界と専門家の間だけで進歩を続けてきたデジタル技術が、今や普通の人々の日常生活に入り込みつつあることを実感した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年11月9日
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