10年目を迎えた世界インターネット大会、4つのキーワードが焦点に

人民網日本語版 2023年11月09日13:25

2023年世界インターネット大会烏鎮サミットが8日、浙江省・烏鎮で開幕した。開催10年目に当たり、「開放、イノベーション、安全、持続可能」が、出席したIT企業責任者が賛同する重要なキーワードとなっている。中国新聞網が伝えた。

1つ目のキーワード「開放」

アリババグループ(阿里巴巴集団)の呉泳銘CEO(最高経営責任者)は「烏鎮の10年、中国のデジタル経済の発展は誰から見ても明らかだ。今年のインターネット大会が打ち出した『よりあまねく恩恵が及び繁栄するサイバー空間の構築』『より平等で包容的なサイバー空間の構築』などの提案は、開放的な科学技術プラットフォーマーになろうとする当社の自信をさらに深めた。当社は安定的で効率的なAI(人工知能)基礎サービス体制と開放的で繁栄するAIエコシステムを持続的に構築し、各業界のAIイノベーション・トランスフォーメーションを推進し、より多くの中小企業と開発者がより低コストかつより効率的にイノベーションに取り組めるようサポートする」と述べた。

2つ目のキーワード「イノベーション」

知乎の創業者である周源氏は、「ネット企業としての当社は世界インターネット大会で、すべての同業者がイノベーションで発展・進歩を推進しているという強い印象を受けた。当社はすべての技術イノベーションを社会の包容性、強靭性を推進する力にし、そしてあまねく恩恵を享受するように努力する。イノベーションは近年、生活と仕事の各方面で影響力を強めている。一方で、『サイバー空間運命共同体』の推進も、絶えず前進し全面的に発展するよう人々を牽引するに違いない」と述べた。

3つ目のキーワード「安全」

360グループ創業者の周鴻禕氏は、世界インターネット大会では数年にわたり、「安全」の話題が注目されているが、今年の大会の開幕式で打ち出された「安全の苦境からの脱却」は我々が共に直面している時代の課題であることを感じた。

これについて周氏は、「安全を中国のデジタル化戦略の基礎に、中国さらには世界経済の質の高い発展の重要な支えにするべきだ。そのため当社は安全をデジタル化の新型インフラと公共サービスプラットフォームに発展させ、安全を産業のデジタル化の質の高い発展をサポートする現代生産型サービス業にすることで、デジタル安全のあまねく恩恵を享受することを推進し、サイバー強国とデジタル中国の建設の後ろ盾にする」と述べた。

4つ目のキーワード「持続可能」

テンセント(騰訊)の郭凱天上級副総裁は、今年の世界インターネット大会の開幕式における「インターネットは日増しに、発展を推進する新たな原動力、安全を守る新たな領域、文明の相互学習の新たなプラットフォームになっている」という表現に考え深いものがあり、「ネット企業として力づけられており、また責任重大とも深く感じている。当社は今後、揺るがずに実体経済をサポートし、科学技術と文化の融合・共生を堅持し、社会的な価値のイノベーションを推進し、質の高い発展に主体的に融合すると同時に、最終的に人、環境、社会の持続可能な発展を後押しする」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年11月9日

注目フォトニュース

関連記事