北京の官庁ダムに1日1.5万羽の渡り鳥が飛来

人民網日本語版 2023年11月10日15:13

群れを成して飛来するクロヅル(写真提供・ブラックレオパード野生動物保護ステーション)。

群れを成して飛来するクロヅル(写真提供・ブラックレオパード野生動物保護ステーション)。

秋が一段と深まり、冬の足音が近づいている現在、北京では渡り鳥の飛来がピークを迎えている。北京市延慶区と河北省の境界に位置する「官庁ダム」のモニタリングエリアだけでも、わずか1日の間に、1万5000羽の渡り鳥が飛来している。北京日報が報じた。

ブラックレオパード野生動物保護ステーションの責任者である李理さんは、「7日午後、鳥の大群が飛んできたのを確認した。その後、飛来する鳥がどんどん増えたので、渡り鳥の飛来がピークを迎えたと分かった。 8日、モニタリングエリアに飛来した渡り鳥は合わせて1万5000羽に達し、その数はまだ増え続けている」としている。

北京は、世界渡り鳥の飛来経路トップ8に名を連ねており、毎年の春と秋になると、数百万羽の渡り鳥が一斉に飛来してくる。そしてお腹を満たし、喉を潤し、しばし休んで体力を回復させてから、また長い旅へと飛び立つ。そして官庁ダムは北京市北部の最も重要な「渡り鳥飛来地」となっている。

現在、渡り鳥の飛来がすでにピークを迎えている。李さんによると、官庁ダムを6エリアに分けてメンバーがモニタリングしており、全エリアで数万羽の鳥が飛来する圧巻の景色が確認されている。飛行中の渡り鳥は整然と群れを作っているものの、時間が経つと、空高く飛んでいく鳥や、餌を食べるために降りてくる鳥などが出てくるため、鳥の群れはやや雑然とするという。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年11月10日

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