【要点で見る】BRICS首脳パレスチナ・イスラエル問題特別オンラインサミットでの習近平国家主席の演説
習近平国家主席は21日、BRICS首脳パレスチナ・イスラエル問題特別オンラインサミットに北京で出席し、重要な演説を行った。新華社が伝えた。
演説の要点は以下の通り。
■今回のサミットは加盟国拡大後初のBRICS首脳会議だ。現在の情勢下で、BRICSがパレスチナ・イスラエル問題について正義と平和の声を上げることは、非常に時宜を得た必要なことだ。
■喫緊の課題として、第1に、紛争当事者は直ちに停戦し、民間人に対する全ての暴力及び襲撃を停止し、拘束された民間人を解放して、情勢の更なる悪化を防ぐ必要がある。第2に、安全で円滑な人道支援ルートを確保し、ガザ地区の人々により多くの人道支援を行い、強制移動や水・電気・燃料の遮断などガザ地区住民に対する集団的懲罰を停止する必要がある。第3に、国際社会は現実的措置を打ち出して、衝突の拡大、中東地域全体の安定への影響を防ぐ必要がある。
■中国は10月27日の国連総会緊急特別会合で採択されたパレスチナ・イスラエル衝突に関する決議を支持する。中国は国連安保理の輪番議長国として、安保理の第2712号決議の採択を取り仕切った。各方面は決議の要求を確実に実行するべきだ。
■パレスチナ・イスラエル情勢が今日の状況にまで発展した根本的原因は、パレスチナの人々の建国権、生存権、帰還権が長年軽視されてきたことにある。
■パレスチナ・イスラエル衝突の連鎖を解消する打開策は「二国家解決」を実行に移し、パレスチナ民族の合法的権利を回復し、独立したパレスチナ国家を樹立する事であると、私は繰り返し強調してきた。パレスチナ問題の公正な解決なしに、中東の恒久的な平和と安定はない。
■中国は、より権威ある国際講和会議をできるだけ早く開催し、国際的な和平促進の共通認識を形成し、パレスチナ問題が1日も早く包括的で公正かつ恒久的な解決を得る後押しをするように呼びかける。
■ガザ地区の人道状況を緩和するため、すでに中国はパレスチナ自治政府と国連機関を通じて200万ドル(1ドルは約148.2円)の緊急人道支援を行い、エジプトを通じてガザ地区に食品や医薬品など1500万元相当(1元は約20.8円)の緊急人道支援物資を提供した。ガザ地区の人々の必要に応じて、引き続き物資を支援していく。
■中国は今月の国連安保理輪番議長国として、すでに安保理の関連決議の採択を後押しし、人道的休止及び人道回廊の期限を延長して、民間人を保護し、人道支援を実施することなどを求めた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月22日
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