パレスチナ問題めぐるカイロ平和サミットに中国政府中東問題特使が出席
人民網日本語版 2023年10月23日11:30
中国政府の翟雋・中東問題特使は21日、エジプトの新行政首都で開かれたパレスチナ問題をめぐるカイロ平和サミットに出席した。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
翟特使は「中国はパレスチナ・イスラエル衝突における事態の推移を注視し、衝突の急激なエスカレーションが大規模な民間人の死傷と人道的危機を招くことを深く憂慮しており、民間人を傷つける全ての行為を強く非難し、国際法に違反するいかなるやり方にも反対し、事態を一層悪化させる軍事行動の即時停止と人道支援ルートの開設を促す」と表明。
「国際社会は客観性と公正性を堅持し、具体的な措置を打ち出すべきだ。国連は早急に、より権威と影響力のある、より広範な国際講和会議の開催を後押しし、和平促進への国際的なコンセンサスを形成し、パレスチナ問題の早期の包括的で公正かつ永続的な解決を後押しするべきだ」と強調した。
また「パレスチナ・イスラエル衝突がエスカレートし続けていることは、パレスチナ問題を軽視したり、忘却したりしてはならないことを改めて証明している。パレスチナ・イスラエル衝突の連鎖から抜け出す根本的な道は、『二国家解決』を実行に移し、独立したパレスチナ国家を樹立して、パレスチナとイスラエルの平和共存を実現することだ。中国は引き続き国際社会の関係各方面と共に、ガザでの戦火を早期に沈静化させ、パレスチナの人々の民族としての合法的権利の回復を支持し、『二国家解決』を実行に移し、中東の恒久平和・安全を実現するためにたゆまず努力していく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年10月23日
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