【国際観察】中米関係の希望は人々に、基礎は民間にあり

人民網日本語版 2023年11月23日14:58

中米首脳会談が現地時間11月15日、米サンフランシスコで行われ、習近平国家主席は中米関係の基礎を共同で固めるための五本柱を示し、両国関係に新たなビジョンを切り開いた。同日夜、習主席は米国の友好団体が共同開催した歓迎レセプションで演説し、中米間の友好事業推進のための方向性を示した。

習主席は演説で、「中米関係の扉はひとたび開かれた以上、再び閉ざされることはないと信じる」とし、初訪米時にアイオワ州のDvorchak夫妻宅に滞在した経験を振り返り、「私にとっては、彼らが米国だ。私はまた、両国は歴史と文化、社会制度、発展路線が異なるが、両国の国民も善良で友好的、勤勉で実務的であり、いずれも祖国を愛し、家庭を愛し、生活を愛し、互いに対して好感と興味を抱いていることに気づいた」と語った。

歓迎レセプションには、103歳のフライング・タイガースの元兵士、スティルウェル将軍の子孫、「鼓嶺の友」、アイオワ州やワシントン州の友人も参加した。彼らの熱烈な拍手は、「中米関係の物語は人々が綴ってきたものだ」という事を裏付けた。

現在、中米間にはすでに284組の友好省・州関係や友好都市関係が締結され、最多で週300便以上のフライト、年間延べ500万人以上の人々が往来している。また第6回中国国際輸入博覧会に、米国は最大規模を誇る出展チームで参加した。中米首脳はサンフランシスコ会談で、来年両国間の直行便を大幅に増便し、留学生の増加を促し、文化・スポーツ・青年・ビジネス界の交流を強化することで一致した。いかなる偉大な事業も、人々の中に成功の礎を求めなければならない。中米関係の未来は、両国民が共同で創造することになる。

情勢がどう変化しようとも、中米両国民の交流・協力という基本的な願いが変わることはなく、中米関係が明るい未来へと向かうには、必然的に両国民を拠り所とする必要がある。大国間競争はこの時代の基調ではなく、中米両国や世界の抱える問題の解決にもならない。相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンという原則に基づいて両国関係を取り扱ってこそ、中米両国民の期待に背かぬことが可能となる。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年11月23日

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